節足動物媒介性感染症の生態学

マラリア原虫に感染した蚊の中腸壁に形成されたオーシスト(球状の構造物で、この中で多数の感染仔虫が発育する)

マラリア原虫に感染した蚊の中腸壁に形成されたオーシスト(球状の構造物で、この中で多数の感染仔虫が発育する)

蚊は状況に応じて多様な動物から吸血するため、血液と共にその動物が感染している様々な病原体を取り込んでいる。 鳥マラリアは、蚊が媒介する鳥類の感染症で、ヒトは感染しないが、我国の野鳥類では毎年流行をくり返している。流行の大きさや時期は、媒介する蚊の生息密度や吸血される動物の種類構成に大きく影響される。この点に着目し、鳥マラリアが野鳥と蚊の間でどのように維持されているかを明らかにするため、都市域の公園や渡り鳥の飛来地において、媒介蚊の吸血源動物や鳥マラリア原虫の保持率に関する研究を進めている。研究成果は、動物園で問題となるペンギンマラリアの防除対策に役立てられており、野鳥とヒトの両方が感染する蚊媒介性病原体の感染拡大ルートの予測やリスク評価にも応用可能であると考えている。

キーワード

鳥マラリア原虫の感染環、蚊媒介性感染症、分子生態学

研究テーマ

野生鳥類の血液原虫の感染環に関する研究
疾病媒介蚊の生態に関する研究

金 京純

共同獣医学科
病態獣医学
分野:獣医寄生虫病学
Email:kim@muses.tottori-u.ac.jp
TEL :0857-31-5679
Fax :0857-31-5679

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鳥取大学
鳥取大学大学院連合農学研究科
山口大学農学部
山口大学大学院連合獣医学研究科
鳥取大学乾燥地研究センター